令和5年度 HITOTOKI 暮らしの和文化セミナーのご案内

いよいよ第二期「HITOTOKI 暮らしの和文化セミナー」が始まります。

令和5年度は、春、夏、秋、冬の 4回を予定しております。

 

春の回は、表装表具(*1)の分野から『暮らしの中の伝統文化「掛軸」』をテーマに取り上げます。

創業より二百余年、国宝・重要文化財の修復や、数多くの美術品も手掛けておられる、京都 西本願寺前、宇佐美松鶴堂の 九代目当主 宇佐美直八様よりお話しを伺います。(プロフィールはこちら

近年、床の間の減少により掛軸は、普段触れる機会の少ないものとなりましたが、実はそこにも日本特有の美意識が詰まっています。掛軸の鑑賞の仕方・扱い方など学ぶ機会となり、魅力を味わうひとときになれば幸いです。

*1 書や絵画を掛軸等に仕立てる技術)

コロナの終息とともに、待ちに待った旅行を予定されてる方も多いことと思います。社寺仏閣、美術館、ホテルや旅館・・・

ふっとしたところで和のしつらえに出会われる機会もあると思います。そんな時にも 鑑賞の仕方が変わり、楽しみ方がひろがりそうです。是非、もてなしのしつらえ「掛け軸」の世界をお楽しみください。

 

■ 第7回「暮らしの和文化セミナー」

 【日時】 令和5415日(土)14:00-15:30

 【内容】 暮らしの中の伝統文化「掛軸」

  令和5年度 講座内容 https://hitotoki-wabunka.com/schedule2023/

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岸本 尚毅氏

岸本 尚毅(きしもと なおき)

一九六一年生。

中学生の頃から俳句に興味を持ち、会社勤務のかたわら俳句に携わる。角川俳句賞選考委員。岩手日報・山陽新聞俳壇選者。

2018・2021年度Eテレ「NHK俳句」選者。

著書に

『文豪と俳句』(集英社新書)

『十七音の可能性』 (角川書店)

『型で学ぶはじめての俳句ドリル』 (祥伝社)

『ひらめく! 作れる! 俳句ドリル』 (祥伝社)

『名句の学び方』(NHK出版)他。

『室生犀星俳句集』(岩波文庫)

 

小菅 達之氏

 

小菅 達之(こすが たつゆき)

公長斎小菅 代表取締役社長

1981年生まれ。2005年に株式会社公長斎小菅に入社、新商品の企画から
営業や広報まで幅広く活動し、新旧の商品を組み合わせた独自の編集により
2011年の「京都本店」をプロデュース、2021年同社代表取締役社長に就任。http://www.kohchosai.co.jp/

住井 啓子氏

住井 啓子 (すみい けいこ)

㈱小丸屋住井
代表取締役社長/舞扇子デザイナー

 

幼少より日本舞踊(坂東流)を習い、7歳で初舞台を踏む。
舞踊経験を生かし舞台小道具の製作、時代考証を行う。
特に舞扇子のデザインに関しては花柳界からの信頼が厚い。
2000年 江戸時代の「深草うちわ」を復元し、以後毎年新作うちわ展を開催。
2004年「京遊団扇」出版にあたり監修を務める。
「深草うちわ」復元以降、大学や寺院、その他講演依頼を積極的にこなし、京都の伝統文化を発信する拠点として2015年に「小丸屋サロン」をオープン。
日本国内にとどまらず、中国などの国外でも日本の伝統文化の価値を伝える講演活動で活躍中。

https://komaruya.kyoto.jp/

宇佐美 直八氏

宇佐美 直八  (うさみ なおはち)

株式会社宇佐美松鶴堂 代表取締役社長

 

1983年、株式会社宇佐美松鶴堂に入社。

文化財修復技術を習得しながら、海外に出向き先代の下で育った技術者が各国博物館で従事している現場の視察協力を続ける。スミソニアン・フリーア美術館(ワシントンDC)での研修、またオーストリア・ウイーン近郊で開催されたICCROM1995にて約2ヶ月間、多国の技術者と共に研修・交流を図るなど国を越えての技術伝承に積極的に携わり後継者育成に力を注ぐ。

2002年、代表取締役に就任。

主な表具工事としては、京都迎賓館表具工事、西本願寺や東本願寺の阿弥陀堂及び御影堂障壁画修理 等にも携わる。

2014年 9代目直八を襲名。2020年京都市伝統産業技術功労者『京の名匠』受賞。

現在に至る