講座内容(令和5年度)

年間講座スケジュール (お申し込みはコチラから )

<春> 4月15 日(土)14:00−15:30

テーマ:「暮らしの中の伝統文化 掛軸」

講 師: 宇佐美松鶴堂   代表取締役 宇佐美 直八 氏

(プロフィールはこちら

内 容:日本特有の住空間「和室」や「床の間」には、日本の暮らしを楽しみ、感性や心を育む要素が詰まっています。中でもしつらえの場である「床の間」の中心的な「掛軸」は、住む人の客をもてなす心を表現するものとして大切な役割のあるお道具です。ただ、残念なことに近年のライフスタイルの変化とともに、触れる機会の減ってしまった「掛軸」。そんな「掛軸」の魅力を改めて紐解きながらお話しいただきます。

 

<夏> 7月22日(土)14:00−15:30

テーマ:(仮題)「団扇と扇の文化 」

講 師:小丸屋住井 十代目当主 住井 啓子氏

(プロフィールはこちら

内 容:ジャポニズムを描いたゴッホの作品にも登場する「団扇」や「扇」。日本らしさを演出する優雅な道具でありながらそのルーツや、種類、役割はあまりご存知ないのではないでしょうか?

寛永元年(1624年)創業の小丸屋住井様は、京都祇園のお茶屋の舞妓さんの名前が書かれた「京丸うちわ」や伝統芸能の舞台で使われる「扇」を長年手掛けてこられました。暮らしから芸能までを優雅に演出する「団扇・扇」の魅力をお話しいただきます。

<秋> 10月28日(土)14:00−15:30

テーマ:「竹に見る日本の生活文化」

講 師:公長斎小菅  小菅 達之 氏

(プロフィールはこちら

内 容:  ”竹冠”  のつく漢字は、およそ130もあるそうです。それほどに”竹”は、古来より日本人の暮らしや文化に寄り添うものとして愛され続けてきました。

公長齋小菅様は1898年の創業以来、”竹”特有の素材感や美しさを活かしながら時代に合わせた製品づくりをしてこられました。 自然が生み出す”竹”に新たな命を吹き込み、世界に誇る工芸品から、暮らしを豊かにする道具までを手掛ける小菅さんにさまざまな角度から「竹」の魅力をお話しいただきます。

<冬> 12月2日(土)14:00−15:30

テーマ:「季語を楽しむ俳句の世界」

講 師: 俳人  岸本  尚毅 氏

(プロフィールはこちら

内 容:17文字という短い言葉で綴る「俳句」。そぎ落とされた言葉だからこそ、イマジネーションが広がるのも「俳句」の魅力だと言います。そして、欠かせないのが「季語」。写生するように表現するなかに「季語」=”四季折々の風物”を織り込むという俳句特有の約束事。

今回は「俳句博士」の異名を持ち、NHKなどメディアでもご活躍の岸本尚毅様をお迎えします。「俳句」が趣味という方はもちろん、初心者の私たちにも分り易く「俳句」の魅力「季語」の魅力をお話しいただきます。