七夕🎋

七夕は、「七日の夕」つまり陰暦の7月7日の夕方を意味し、牽牛・織姫の二星をまつる行事として昔から親しまれてきました。

なぜ、「たなばた」と読むのでしょうか

それは、神をまつる乙女である 棚機津女(たなばたつめ)が、水辺の棚で機を織って神の送り迎えをし けがれを祓うという日本固有の行事に、奈良時代に遣唐使によって伝えられた、「牽牛と織姫の二星が、天ノ川を渡って一度の逢瀬を楽しむ」という星伝説と、機織に巧みな織姫にあやかって 裁縫の上達を願う、乞巧奠(きつこうでん)という風俗が 一緒になって、日本独特の七夕の節句となったからと言われています。

願い事を書いた短冊を飾る “笹竹” は邪気を祓い、神さまの依り代になるとされます。

また “七夕に素麺を食べる” 風習は古くからあり、奈良時代に中国から 7月7日に熱病の魔除けまじないとして食べる故事とともに伝えられた唐菓子 “索餅” が 夕の索麺(素麺)の始まりとされ、また、織り姫の織る糸や、天ノ川を表すとも言われています。

季節の節目とされる七夕に 素麺を食べると、邪気を祓い、一年間病気にならないとされているそうですよ。

暑さ続く毎日、さっぱりと喉ごしの良い素麺をいただいて、皆様、お元気に夏をお過ごしください。