テーマ:さらりと遣いたい やまと言葉とたおやかな所作
開催日:2026年5月30日(土)
会場:京都市国際交流会館 交流サロン
講師:講師 野村 英子 氏(やまと言葉文化協会 ノブレスマナーズアカデミー代表)
澄み渡った青空が美しく広がる京都蹴上の国際交流会館にて
第18回「暮らしの和文化セミナー」を開催いたしました。
当日、野村先生は涼やかな淡青色のお着物でお越しになり
文字通り「たおやか」な空気が漂うようにセミナーが始まりました。

講座では、国際線のCA時代、お仕事を通して先生ご自身の心が徐々に“日本”に向くこととなったいくつかのエピソードをお話し下さいました。
「日本文化」には、茶道や華道・・といったものがある一方で、
もっと日常的で暮らしの中にあるもの、
誰もが使うものにこそ、脈々と流れ受け継がれて来た「日本」があるとするならば
「言葉」こそ日本文化そのものではないか。
と強く思うようになった。
・・・というお話はとても心に残るお話でした。
日本ならではの情緒観にあふれ、感性が宿る「言葉」にこそ、日本人そのものが表れている。
その元となるのが、万葉の時代から受け継がれてきた「やまと言葉」ということで
・その由来を知ること
・「音読み」ではなく「訓読み」の世界観
といった切り口をもとに解説を頂き
「やまと言葉」は、自分とかけ離れた学術的なものでも、遠い別世界のものでもなく
私たちの身近なところに潜んでいる、実は元々日本人に備わっているものなんだ
ということに気づかされました。

また、新鮮だったのは、先生独自の体験型ワークショップです。
・声に出して唱和したり、
・目を閉じてイメージしたり、
・筆を持って一筆箋にしたためたり、
・向き合って挨拶やお辞儀をしたり・・
その行為を通して
一人一人が感じ取り、自分の感性を呼び覚ましていく・・・
「美しい」という感覚を五感で感じる
余韻の残る講義でした。
『「言葉」も「所作」も本来の価値に気付き、活かすことができれば
その結果として、豊かさを感じ “美しく見える” のです。』
という言葉は、講義くださっている先生のお姿そのものでした。
「感動しました」 ➡ 「感じ入りました」
「お会いできて嬉しかったです」 ➡ 「お目にかかれ嬉しゅうございました。」
「楽しみにしていました」 ➡ 「心待ちにしておりました」
小学生が使うような言葉から、
大人だからこその品性ある言葉に少し変えるだけで印象はぐっと変わりますね。
美しく見える姿勢
品のよいお辞儀の仕方
品のよいモノの取り方、渡し方
そんな何気ない所作にも、ちょっとしたポイントを抑えるだけで
ググっと美しくなるものなんですね。
野村先生の美しく凛とした立ち居振る舞いと、ユーモアを交えながらも説得力のあるレッスンによって、皆さまのお顔はどんどん晴れやかに、空気は和やかになっていきました。

日常の暮らしの中ですぐに活かせる「言葉」と「たおやかな所作」への意識が、
心豊かな人生に繋がることを深く実感したひとときになりました。
野村英子先生ならではの魅力あるご講義、誠に有難うございました。






















