お盆を迎え、皆様もお盆支度をされていることと思います。
近所の店先には お盆支度の品が並べられています
( 地域によって、旧暦新暦の違いでお盆の期間は分かれます )
ご存知のように “お盆”は先祖の霊を家に迎えて供養する行事です
正式名は「盂蘭盆会=うらぼんえ」「精霊会=しょうりょうえ」
地域や宗派により 供養の様式は異なりますが、お盆飾りについていくつか見てみましょう
“おがら”
先祖の霊があの世から道に迷わず帰って来れるように焚く「迎え火」に使う “おがら” は、麻の皮を剥いだ後に残る芯の部分.
麻は古来より清浄な植物とされ、悪を祓い清め 燃やす事で、清浄な空間を作り出す意味があるそうです。
” 蓮の花 “
蓮は泥水の中でも美しく清らかな花を咲かせる事から、仏教では極楽浄土に咲く花として神聖視されているそうです
最上の花でご先祖様をお迎えします
” ほおずき(鬼灯) “
その形と色から 提灯に見立て、ご先祖様の足元を照らす灯りとなります
” 精霊馬 “
ご先祖様の乗り物として、馬や牛をかたどったもの
現世へ早く帰って来れるように、足の速い馬をキュウリで
浄土へ戻る際には、名残りを惜しんでゆっくり歩む牛をナスで作ります
いわれには諸説ありますが、
飾るもの一つ一つにも 思いを込めて、ご先祖様を供養する…
日本人として大切にしたい行事のひとつです
時代が変わっても、変わらないものでいて欲しいですね
20日の井上雅夫先生のセミナーでも
「 神と人、人と人の関わり」からこの辺りのお話が聞けそうです
お楽しみに♪