第14回アフターレポート

3月29日(土)14:00~15:30
令和6年度 春 【 第14回 暮らしの和文化セミナー 】 を開催いたしました

テーマは『草木染と織の世界”その魅力 』

桜がほころび始めた京都・国際交流会館には、
HITOTOKI始まって以来のたくさんの現地参加の皆様にお越しいただき、高揚した空気の中セミナーが始まりました。

志村昌司様は、“紬織”の人間国宝 志村ふくみ様のお孫さんにあたります。
昨年100歳をお迎えになった志村ふくみ様や、お母様の洋子様の芸術精神を継承する染織ブランド・アトリエシムラの代表であり、芸術学校・アルスシムラの特別講師を務める傍ら、展覧会の企画や講演、文筆活動を通して「染」と「織」の奥深い世界をご紹介されています。

そんな志村様に、今回は
1 草木染め
2 心象風景を織る
3 美と祈り
という流れでお話を伺いました。

会場には、草木染による艶やかな生糸をお持ちいただき
その多彩で奥深い発色の美しさには驚きました。

「染める」とは、
草木の中に眠る“いのち”を移しとる作業なのだとのお話に
改めて自然界が放つ無限の「色」は「いのち」の美しさ、尊さなんだと感じました。

講義の冒頭のVTRでは、志村ふくみ様や洋子様が
糸を染める工程で、染料に生糸をくぐらせ、
それが酸素に触れると鮮やかに発色し始める様子に、
「自然界の宇宙的な神秘、科学以上の科学を感じずにはおれない」とも語られており、

“染め”という行為そのものが
目に見えないところからの“メッセージ”を受け取る行為にも思えました。
古代から続く草木染・染色が
現代を生きる私たちにとってどういう意味を持ち、どんな役割を担うのか・・・そんな問いかけを探求しながら継承されている昌司様のお話は、
歴史的な観点や、文化人類的な側面から・・と奥深く
どんどん引き込まれていきました。

また、「織り」については
志村ふくみ様の作品は、「心象風景」心の内面を時間をかけて織り込む行為なのだと解説いただきました。

遠き日の柳さんとのエピソードにも触れながら
ふくみ様の想いや、独自の表現方法にたどりつかれたお話はとても興味深く、以前よりもっとふくみ様のお人柄を近しく感じる機会にもなりました。

多くの人を魅了する作品には、ふくみ様の心の中にある風景と
どこか自分の懐かしい記憶が重なるからなのだということも教えていただき
心の霧が晴れるようなひとときにもなりました。

「染め」と「織り」を両方なさっている
志村ふくみ様・洋子様ならではの悟りに近い想いと
その想いを様々な観点から分析し解説してくださる昌司様のお話によって
“草木染と織の世界”その魅力に触れることができた、とても心豊かなひとときでした。
志村昌司様、貴重なお話しありがとうございました。

【NEWS】
・4月12日「アトリエシムラgallery&school東京・世田谷」をOPENされました。
東京方面の方に朗報です!展覧会や催し、書籍・グッズやschool情報も掲載されていますのでチェックなさってください。
https://www.atelier-shimura.jp/

【次回のご案内】
第15回 HITOTOKI 暮らしの和文化セミナーは、「アーカイブ」配信のみになります。

・日程    8月中旬予定
・タイトル 「“麹”発酵の文化とその魅力=甘酒=」
・講師    大村智則氏 (コラゾン代表)
歴史的な背景を絡めたお話と、「麹菌」の神秘的な可能性。解き明かされてきた「甘酒」の効能や楽しみ方の魅力。試飲含めお楽しみいただきます。

第14回 暮らしの和文化セミナーのお知らせ

春本番を前に、素敵な講師をお招きし第14回HITOTOKI「暮らしの和文化セミナー」を開催いたします。

今回のテーマは「~草木染と織の世界~その魅力」
講師は、アトリエシムラ代表 志村 昌司氏をお迎えします。

志村様は、紬織の人間国宝・志村ふくみ様のお孫さんにあたります。
100歳をお迎えになった志村ふくみ様や、お母様の洋子様の芸術精神を継承する、染織ブランド・アトリエシムラ代表。芸術学校・アルスシムラ特別講師として、展覧会の企画や、講演、文筆活動を通して奥深い「染」と「織」の世界をご紹介されています。

今回は桜の名所、京都蹴上の京都国際交流会館の文化サロンを会場に

1 草木染め
2 心象風景を織る
3 美と祈り

という流れでお話を伺います。
(※)草木染の実物等もお持ちいただく予定です。

植物のいのちを糸に移した「色」の美しさを
ご覧いただきながら、
古来より行われてきた「草木染」に秘められた魅力や
志村ふくみ様がこだわり続けてこられた「紬織」の魅力を
直接お聞きできる貴重な機会です。
是非、皆様のご参加をお待ちしております。

■テーマ:「~草木染と織の世界~その魅力」
■講 師: アトリエシムラ代表 志村 昌司氏
■日 時: 3月29日(土)14時~15時30分
■金 額: 2,500 円 ※詳細は【申込み】からご確認ください
■会 場: 京都市国際交流会館

住所)〒606-8436 京都府京都市左京区粟田口鳥居町2−1
代表TEL )075-752-3010
https://www.kcif.or.jp/web/jp/building/kokoka/
※アクセス https://www.kcif.or.jp/web/jp/access/

■セミナー形式:ハイブリッド(オンライン配信&現地参加)
※現地でのご参加・・・開場13:30~
開始15分前までにはご到着ください
■申し込み方法: お申し込みは下記のリンクからお願いします。         https://wabunka.base.shop/

★写真画像は、昨年開催さ入れた『生誕100年記念 人間国宝 志村ふくみ 色と言葉のつむぎおり』の展示撮影より
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(プロフィール)
アトリエシムラ代表
紬織の人間国宝・志村ふくみの芸術精神を継承する、
染織ブランド・アトリエシムラ代表。芸術学校・アルスシムラ特別講師。

京都大学法学研究科博士課程修了。
2018年、2021年の二度にわたって新作能「沖宮」(石牟礼道子原作)プロデュース。
2022年、オリジナル手織機hatariでグッドデザイン賞受賞。
著書に『草木の聲』(京都新聞出版センター)、
『夢もまた青し』(河出書房新社)、
監修に『別冊太陽 志村ふくみ』(平凡社)など。
京都市生まれ。

アトリエシムラHP: https://www.atelier-shimura.jp/
アルスシムラHP : https://arsshimura.jp/

第13回アフターレポート

2月15日(土)14:00~15:30
令和6年度 冬 【 第13回 暮らしの和文化セミナー 】 を開催いたしました

テーマは『 京指物と和家具の文化の伝承 』

講師は、
創業より160有余年、伝統技術である「京指物(きょうさしもの)」の和家具から
その技術を生かした内装を含めた設計から製作・施工にその技術と心を受け継いできた

宮崎木材工業株式会社 7代目 代表取締役社長
宮崎 真里子氏です

会場は、京都御所近く 宮崎木材工業株式会社本社
にお邪魔して お話を伺いました

京指物とは? また 江戸指物との違いや特徴 について、写真や指物の実物サンプルを使いながら
ご説明頂きました

その技術は世界初の木造人工衛星として宇宙へも活用されたそうです

幕末に創業された宮崎木材さんの歴史は、
時代の変遷と共に歩んでこられたもので

江戸時代から、明治時代への大きな時代の変化、
天皇陛下の東京行幸による、
京都の経済や産業への大きな影響
生活の洋式変化による洋家具製作、内装業進出、

そして昭和時代の戦争や 戦後の不況など、
幾多の困難を乗り越えてこられたその歴史は
京家具の歴史 そのものでした

いくつものターニングポイントを経て、
技術を伝承しながら 進化・革新し続けてこられた根底には、すばらしい会社理念があったこと、
それを守り続けるための取り組みに尽力されてきたこと…
日本の伝統産業の歴史と未来、そしてその神髄を見せて頂いたように感じました

講座後は 2階にある 京指物資料館 に場所を移して

お話の中にあった、桐タンスの更生の実物や
使用する工具・材料

そして京家具の図案の元となる、
堂本印象、竹内栖鳳、神坂雪佳、上村松園など、
名だたる作家のデザイン原画を見ながら その説明を伺いました

実際に美しい京家具を目の当たりにして
日本の誇れる伝統産業 “ 指物 “ の素晴らしさを知りました

宮崎木材工業株式会社 宮崎真里子様
貴重なお話を 本当にありがとうございました

追記
今回お邪魔した、京指物資料館は予約制で見学可能だそうです

宮崎木材工業株式会社 京指物資料館までお問い合わせください

電話 075-222-8112
E-mail info@kyoto-t-f-museum.jp

宮崎木材工業株式会社HP
http://www.miyazaki-mokuzai.com/

“知らなかった” “見逃した” という方へのお知らせです
今からでも『 京指物と和家具の文化の伝承 』のアーカイブ(見逃し配信)をご覧いただけます。
⭐︎4月からを予定しております

詳細は、HITOTOKI事務局まで申込み・お問い合わせください
◆お申込みは、下記のリンクより受け付けております。
https://wabunka.base.shop

第12回アフターレポート

アフターレポート

9月21日(土)

彼岸を迎えようやく秋めいてきた

 京都の酒どころ伏見から

【第12回 HITOTOKI暮らしの和文化セミナー 】

をお届けいたしました

テーマは『 日本酒の魅力とその文化 』

講師は、創業350年(14代)の長きにわたり酒造りを営まれている、純米吟醸蔵「玉乃光酒造」のプロジェクトリーダー山川 結さんにお話を伺いました。

 

HITOTOKIでも初の「食文化」として興味津々の「日本酒」。当日は玉乃光酒造様の蔵元での開催というコトで「ぜひ現地で!」・・と

東京や名古屋・西宮などご遠方から10名の方がリアル参加、オンラインでもアメリカ・東京などからご参加下さり「日本酒」への関心の高さを感じました。

 

講座では、まずはウェルカムドリンクと称して最初の一種を口にしていただきながら

酒造りの流れがわかる動画を見て

・玉乃光の歴史

・日本酒の基礎知識(米・水・麹にまつわる話)

・酒造りの工程(純米酒のできるまで)

・微生物の働き

・自分好みのお酒に出会うために  ほか

を、パワーポイントに沿って、また時には「酒米(雄町・山田錦など)」の実物サンプルを用いながら

山川さんが、丁寧にそしてユーモアも交えてお話ししてくださいました。

オンラインで受講くださった方からは・・

「とてもわかりやすいお話で、日本酒についての基本的なことも、知らなかったこと

も、たくさん知ることができ、とても貴重なセミナーでした。資料も複雑な工程がわかりやすく表現されていて、目と耳から理解することができました。

原料の特徴や味を活かして造る醸造酒の中でも、人(杜氏)の技術によって造り上げることのできる日本酒は、とても奥深くて、蔵ごとにたくさんのストーリーもあり、日本を象徴するようなお酒なのだと、改めて感じます。様々な温度帯で楽しめる日本酒の燗酒については、温度ごとの名前があり

“雪冷え・花冷え”・・・など日本人らしい情緒のある名前がついていることにも驚きました。

個人的には少し勉強していましたが、まだまだ知りたいこともたくさん出てきたので、ぜひまたこのような機会を設けていただけると嬉しいです。」

とのうれしい感想が届いています。

私たちも思いは同じです。

セミナーの中では「江戸時代に、日本酒の製法が完成したと考えられる」というお話があり、科学の発達していない時代にも、先人たちは卓越した観察力や研ぎ澄まされた感性で、米・麹・水のそれぞれの声を聴きや変化を見極め、美味しい酒造りのために愛情を注いでこられた

コトに心打たれる思いでした。

山川さんたちのような若い方たちが、その思いをしっかり受け継ぎながら時代に合った楽しみ方を提案されることで「日本酒の魅力」は今世界に広がりを見せています。

磨き続けながら引き継がれる“日本のモノづくり”を知ることができました。

山川さんありがとうございました。

自分好みの日本酒の探し方や美味しい飲み方のヒントも教わりましたので今年の秋は、美味しい「日本酒」を楽しみたいと思います。

<製造している場所をチラッと見学させていただきました>

 

玉乃光様では、オンラインでの販売もなさっています。皆様もぜひチェックなさってください。>>>

玉乃光酒造公式HP:

https://www.tamanohikari.co.jp

純米酒粕玉乃光HP:

https://sakekasu.tamanohikari.co.jp

“知らなかった” “見逃した” という方へのお知らせです

今からでも「日本酒の魅力とその文化」のアーカイブ(見逃し配信)をご覧いただけます。

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第11回アフターレポート

第11回 セミナーアフターレポート投稿一覧

6月15日(土)

令和6年度 最初となる 【 第11回 暮らしの和文化セミナー 】 を開催いたしました

テーマは『 金箔の魅力とその文化 』

講師は、

徳川幕府のもと、金地金より‟箔打ち職人”としてのはじまりから300有余年続く

金箔の製造卸 堀金箔粉株式会社 取締役 堀 裕子様 です

会場は、京都市役所のすぐ近く 御池通の本社店舗にお邪魔して お話を伺いました

ご先祖様が 滋賀県から箔打ち職人として京都へ来られたお話から始まり

なぜ、京都で金箔製造が行われたのか?

そして、金沢にその製造会社の多くが移ったのは なぜなのか?

クイズ形式にして、その理由をみんなで考えていく …という

堀先生の話術に どんどん惹き込まれて いきました

金箔の色や種類は一つではない ことも、

どのように金箔を作っていくのか、その製造工程も ビデオにて詳しく拝見しました

実際に目の前で 和紙の袋に入った金箔くずの異物を取る 様子を見たときには

思わずため息が・・

そのこぼれ落ちた金の小くずを手に乗せていただいて、どうして良いかアタフタしたとき

「 手にすり込んでみてください、無くなります 」

・・・本当に無くなりました ‼

でも金は消えてなくなるのではなく、また体外へ排出されるそうです

そして昔から使われているオリジナルの包装紙を使い、和紙の紐で縛り、たくさんのハンコを押して包む 仕上げに

300年以上も続けてこられた 年月の重みと、品質へのプライドを見ました

 

最後に、金箔製造業界に携わる方々や 使用する道具への想いを伝えられ

金箔製造の伝統技術を 守り伝えながら、新たに活かす取り組みへの、

誠実なお人柄が滲み出た、熱意のこもった講義となりました

堀裕子様、素晴らしいお話を 本当にありがとうございました

ご参加いただいた皆様からも ご感想をいただきました

「 金箔は特別な人のものと思っていました 」

「 伝統工芸とその材料の技術を後世に残したいという熱い思いに心打たれました 」

「 製造業にもAIやデジタル化が進む昨今、昔ながらの職人さんの手作業での 気の遠くなるような工程があることを知りました 」

「 日本画の授業で箔を使ってから、箔や金泥に夢中で、製造されている方からお話をお聞きする機会をいただいて幸せでした 」

皆様、ご参加いただきありがとうございました

【 後談 】

食用金箔を開発されたという堀金箔さん、

絵画材料や工芸材料、美容用金箔商品に加えて、店内には様々な種類の食用金箔も販売されており、セミナー後には、参加された方々のお買い物タイムとなりました

“知らなかった” “見逃した” という方へのお知らせです

今からでも「金箔の魅力とその文化」のアーカイブ(見逃し配信)をご覧いただけます。

◆お申込みは、下記のリンクより受け付けております。

https://wabunka.base.shop/items/86044063

詳細は、HITOTOKI事務局まで申込み・お問い合わせくださいませ。

【次回の予告】

次回は9月21日(土)テーマは日本酒です! “第11回アフターレポート” の続きを読む

第10回アフターレポート

ずいぶんと日が経ってしまいましたが、

昨年度 最終講座のアフターレポートをさせていただきます

2023年12月2日(土)15:00~16:30

【第10回 暮らしの和文化セミナー】を開催いたしました

テーマは「 季語を楽しむ俳句の世界 」

講師には 「俳句博士」の異名を持ち、NHKなどメディアでもご活躍の

俳人 岸本尚毅氏 をお迎えいたしました。

1.最近の俳句

2.俳句の歴史 

3.季語・歳時記 

4.鑑賞(「文豪と俳句」)から

 

と、前半に ご講義いただき

後半は,

先生から いただいた 「落葉」「おでん」のお題で

事前に応募していただいた皆様の俳句を発表、それを講評して頂く

という流れでした

 

五・七・五 の 十七語の中に季語を盛り込み、

作者の “身の回りのこと” や “思い” を表現する俳句

作者が詠み、読者が想像する・・・

その両者から 俳句は成り立つことを知りました

応募いただいた作品講評では

や けり かな などの “切れ字” を使ったり、言葉の順番を考えたり、やわらかい言葉に代えたり と、少しの手直しで より素敵な俳句に生まれ変わる、という岸本先生マジックに

参加者は感嘆 !

 

もう少し、その自然や時の移ろう季節を感じ その時の自分の思いを 気軽に歌にできる様になりたい と思ったのでした

 

ご参加いただき、ありがとうございました。

第9回アフターレポート

アフターレポート
10月28日(土)
【第9回 暮らしの和文化セミナー】を開催いたしました。
テーマは「竹と日本の生活文化」
講 師は 公長斎小菅 代表の 小菅 達之さんをお迎えいたしました。
遠く、アメリカやカナダからもLIVEでご覧いただくなど、たくさんの方にご参加頂きありがとうございました。私たちの暮らしを見渡すと、さまざまなところで、「竹」の恩恵を受けています。
ただ、普段はあまり意識していませんね。
そんな身近にありながら知らない「竹」のことを
とてもわかりやすくお話しくださいました。
公長斎小菅さんは、代々「竹」を用いながら時代に合った製品を、産地の作り手さんとともに生み出してこられました。
そんな小菅さんだからこそ、
「竹」そのものの素材の特性を生かした
ハイクオリティーなデザイン、プロダクトを開発し、国内外に発信、
時代を超えて愛され続けるロングセラー商品を発表されています。
今回はそんな商品も
実際にコーディネートさせていただき
竹の魅力を語っていただきました。
・「木」と「竹」違いや特性。
・「竹」だからこそできる
  加工や生み出せるカタチ。
・編み方の違いによる表現方法。
・商品開発のストーリー。
等 なかなか普段はお聞き出来ない、興味深いお話しでした。小菅さんありがとうございました。
益々のご活躍をお祈りし、楽しみにしております。
視聴いただいたみなさんからも
・「竹工芸の変遷や、新たな竹の可能性を感じ面白かった。」
・「竹製品ステキですね!お店行ってみたいです~!」
・「いろいろ学べて面白かったです! これからは、竹製品の”網目”チェックします!」
・「空間とコーディネートに、おしゃれな竹製品がマッチングしていて竹製品の印象が変わりました。」
・「干支の箸置きとお箸欲しくなったので、買いに行きます!」
 等 コメント頂いております。ありがとうございました!
会員の皆様には、動画の編集をしてアーカイブにUP致しますので
ご案内させていただきますので、今しばらくお待ちください。
■当日限定・無料ライブのご視聴については下記をご覧ください。
 (★ HITOTOKIのフォローをお願いします。)
次回は・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 第10回目 HITOTOKI 暮らしの和文化セミナー
 「俳句」をテーマに開催いたします。
■日時   12月2日(土)15:00~16:30
      (★時間の変更があるかもしれません。11月2日には最終決定いたします)
■講師   岸本尚毅 様
■テーマ 「季語を楽しむ俳句の世界」
■スタイル ハイブリッド(リアル受講&オンライン)
■場所   アカデミー千石 東京都文京区千石1‐25‐3 03(3946)4430
     (※事前お申し込み必要)
■投稿句を受け付けます。
  ●題  ・「おでん」・「落葉」
  ●期限  11月25日(土)
詳しくはまたHPに掲載いたしますので今しばらくお待ち下さい。

第9回 暮らしの和文化セミナーのご案内

【第9回暮らしの和文化セミナー開催のお知らせ】
■日 程: 10月28日(土)14:00−15:30
■テーマ:「竹と日本の生活文化」
■講 師: 公長斎小菅  小菅 達之 氏
(※プロフィールは下記に)

■内 容: ”竹冠” のつく漢字は、およそ130もあるそうです。
それほどに”竹”は、古来より日本人の暮らしや文化に寄り添うものとして愛され続けてきました。
公長齋小菅様は1898年の創業以来、”竹”特有の素材感や美しさを活かし、時代に合わせたものづくりを続けてこられています。 自然が生み出す”竹”に、新たな命を吹き込み、世界に誇る工芸品から、暮らしを豊かにする道具までを手掛ける小菅さんにさまざまな角度から「竹」の魅力をお話しいただきます。

(主な内容)
・ 公長齋小菅の歩み
・「竹」と日本人の関わり
・「竹」の特性・魅力
・ 伝統からの学びと挑戦
・ 「竹」を通して考える日本の魅力 ほか

■申し込みはコチラ ▼
https://wabunka.base.shop/items/79087806

■当日限定・無料ライブのご視聴について
※また、今年度は、より多くの方にご覧頂きたいとの想いから「Facebook とInstagram」にてライブ配信いたします。
Facebookライブ 又はInstagramライブをご希望の方は、
「HITOTOKI」のアカウントを下記のリンクより
フォローをお願いします。
●Facebook  https://www.facebook.com/Hitotoki.Japan
●Instagram  https://instagram.com/hitotoki_wabunka?igshid=YmMyMTA2M2Y=

■講師プロフィール:小菅 達之(こすが たつゆき)
公長斎小菅 代表取締役社長
1981年生まれ。2005年に株式会社公長斎小菅に入社
新商品の企画から営業や広報まで幅広く活動し、
新旧の商品を 組み合わせた独自の編集により
2011年の「京都本店」をプロデュース
2021年同社代表取締役社長に就任。http://www.kohchosai.co.jp/

第8回アフターレポート

第8回 夏 暮らしの和文化セミナー『団扇と扇子の文化』
のアフターレポートです。
先日7月22日(土) 京都は祇園祭・後祭の宵々山。
町を行き交う人々が、扇子や団扇で涼をとる・・・
コロナ終息とともにそんな“日本の夏を彩る光景”がようやく戻ってまいりました。
今回は京都・岡崎の小丸屋住井様のサロンにて、リアルなお客様もお迎えして、第8回HITOTOKI暮らしの和文化セミナー『団扇と扇子の文化』を開催いたしました。
講師としてお迎えした
小丸屋住井10代目当主・舞扇子デザイナー住井啓子様に、代々受け継がれて来た団扇づくりを、どう守り、未来に繋げていこうとされているのかをお伺いいたしました。
小丸屋様の歴史は古く
1573年当時の帝より「伏見深草の真竹を使い、団扇づくりを差配せよ」との命を受け1624年に創業されました。
その後400余年。
「ご先祖から代々受け継がれた団扇や扇子づくりの技術、職人を守りたい。という熱い思い。」また「幼いころから見聞きして来た団扇の魅力を伝えたい。」その一心で幾多の試練を乗り越えてこられた道のりの中で、大切にしてこられた心根を熱く語ってくださいました。
またセミナーでは、ビデオも拝見しました。
そこには、団扇づくりの製造工程とともに、
住井様のお仕事の柱となる「舞台小道具」の製造(京都の春を彩る花街の舞台「都をどり」「北野をどり」「鴨川をどり」ほかに使われる小道具一斎など)に加えて、舞台狂言とつけ打ちもご対応される様子も伺い知ることが出来ました。
まさに、伝統芸能である日本舞踊の舞台を支え続けておられるのです。
京都の文化に留まらず、日本の文化・伝統芸能にとってもなくてはならない存在だということがわかり驚くばかりです。
セミナーの住井さんの言葉で印象的だったのは
「素直・一生懸命・純粋に・明るく」をモットーにされていること。
何ごともその心で取り組み続ければ間違いなく良い方向にいく。
そして、神仏を敬い、自らの先祖を大切にすることこそ、今をそして未来を憂うことなく
明るく、心満たされる歩みに繋がるのだというお話しでした。
現在、住井さんのもとには、「長く続ける秘訣を聴きたい」と、中国等海外からもお客様が多いとお聞きしました。
先祖を敬い、来るものを拒まず、分隔たりなく心砕いて、真っ直ぐに真心を向けて歩まれるお姿に多くの学びと生きる勇気をいただきました。
住井さんの歩みは、「団扇づくり」を通して「人としてどう生きるか」を実践されているのだと感じとても感銘を受けたひとときとなりました。
住井啓子様、素晴らしいお話しを本当にありがとうございました。
小丸屋住井様のますますの弥栄と、日本の伝統芸能の継承を心よりお祈り申し上げます。
最後に、HITOTOKIからの次回のご案内です。
●次回は 10月28日(土)14:00−15:30
テーマ:「竹に見る日本の生活文化」 講師:公長斎小菅 代表 小菅達之様 です。
古代より日本人の暮らしには欠かせない「竹」。
「竹」の持つ素材としての特性を生かし、また独自の美意識を以て世界に発信されている小菅さんから、竹文化の魅力に迫るひとときをご一緒に過ごしたく思います。
8月には詳細をHP にUP させていただきますので是非チェックしてください。
皆様のご参加お待ちしております。
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第8回 暮らしの和文化セミナーのご案内

●日 時: 7月22日(土)14:00−15:30(WEB配信+リアルも)
●テーマ:「団扇と扇の文化 」(仮)

●講 師: 小丸屋住井 代表取締役社長 / 舞扇子デザイナー 住井啓子 氏

●会 場: 京都 岡崎・神宮道 小丸屋住井様のサロンでオンラインと同時にリアル受講も企画いたします

https://komaruya.kyoto.jp/

●内 容

日本らしさを演出する優雅な道具でありながら、そのルーツや、種類、役割、製法・・・はあまりご存知ないのではないでしょうか?寛永元年(1624年)創業の小丸屋住井様は、京都祇園のお茶屋の舞妓さんの名前が書かれた「京丸うちわ」や伝統芸能の舞台で使われる「扇」を長年手掛けてこられました。 暮らしから芸能までを優雅に演出する「団扇・扇」の魅力をお話しいただきます。
当日は、団扇の製法についての動画をまずご覧いただいたのちに住井さんより、お話しをお伺いいたします。

●受講料

① 既に年会員にてお申込みいただいておられる方は現地にてリアルにご受講希望の場合、追加料金はかかりません。

② 単発受講の方は、リアル・オンラインに関わらず2,500円 (※アーカイブもご覧いただけます)

●オプション


今回、住井様のご厚意で【京丸うちわ】作りの体験を希望される方は、セミナー終了後、3,40分ほどのお時間で仕上げ、お持ち帰りいただけます。お申し込み時に、うちわにお書きする「名前」をお伺いさせてください。
【料金】3,850円(税込)

↓「京丸うちわ」については下記ご覧下さい

https://komaruya.kyoto.jp/kyoumaruuchiwa

●申込方法: https://hitotoki-wabunka.com/membership-join/

上記よりお願いいたします。

丁度、講座当日、京都は祇園祭の先祭と後祭の狭間の土曜日、京都ならではの夏の楽しいひとときをご一緒しませんか?

皆様のご参加をお待ちしております。

■プロフィール: 小丸屋住井  住井 啓子 氏
代表取締役社長 / 舞扇子デザイナー

幼少より日本舞踊(坂東流)を習い、7歳で初舞台を踏む。舞踊経験を生かし舞台小道具の製作、時代考証を行う。
特に舞扇子のデザインに関しては花柳界からの信頼が厚い。
2000年 江戸時代の「深草うちわ」を復元し、以後毎年新作うちわ展を開催。
2004年「京遊団扇」出版にあたり監修を務める。
「深草うちわ」復元以降、大学や寺院、その他講演依頼を積極的にこなし、京都の伝統文化を発信する拠点として2015年に「小丸屋サロン」をオープン。